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  • 執筆者の写真kana

最高のシャルドネの魔術師!ピエール・ぺテレス ワインメーカーズディナーに参加しました♪


ピエール・ペテレス、もう何年も前になるけれど、シャンパーニュ好きの友人とキュヴェ ド レゼルヴを飲んで「何、これ!めっちゃ美味しい‼️」と感動したシャンパーニュ。


今回は上級キュヴェ含めなんと9種類を一度に飲み比べさせて頂けるなんて。。。

期待度マックスで渋谷のシノワさんに向かいました。


当主のロドルフさん、とっても気さくでそしてまっすぐな情熱家であたたかい。

ロドルフさんの第一印象がすでに素敵すぎ。





元はルクセンブルクからシャンパーニュへ。

1850年にぶどう栽培家からスタート。いまで6代目!だそう。

(カリフォルニアで3代目ってきいたらすごーいって思うのにね(^^))



2代目まではブドウ栽培のみだったそうですが、レコルタン・マニュピュラン生産者として1919年からシャンパン作り始めて、なんとちょうど100周年目!


土地の潜在能力をいかに出すか?


→オーガニックに限りなく近い栽培。


ブドウ栽培のキーはなんと言ってもぶどうの木。

どんなぶどうを植えるか?が一番大切だと力説されてました。


「ぶどうの木をいかに適切なものを選ぶか」ということを常に考え、時間をかけてマサール・セレクションした苗木を使っている。クローンの種類も多いので、その多様性がまた素晴らしいシャンパーニュを生み出す。


レジデンスと呼ばれる敷地内の区画はそのすぐそばが、あの"クロドメニル"の畑だそう。





Purity ピュリティをグラスに。



収穫のタイミングも大事。

優れた土地のポテンシャルをシャンパンに映し出すこと。。。。


・・・もうね、彼の止まらない話に引き込まれてしまいました。

輸入元のnakatoの布施さんの通訳も聞きやすくてひたすらメモメモ(^^)



シノワのお料理、これがまたとっても美味しくて、シャンパーニュとのマリアージュもよかったです。






1. レゼルヴは、50%もリザーヴワインを使用。25ヴィンテージくらいをソレラシステムで。

ピュアさと奥行き、その絶妙なバランス。



2.エクストラブリュット

ロドルフさん、「流行はキライ」なんてハッキリ。かなりのプライドを持ってこのエクストラブリュットを造ってるんだな、と思いながら。

土地の個性をそのまま映し出すのがエクストラブリュットだ、と。海のシーソルト、ヨード香、花の香り、スモーキーさ、フルーツ感は少ないけれど均整のとれた味わい。

硬さも感じるけれど温度が少し上がった時にフワッと果実が上がってくる感じがすごく好きでした。



3.アルバンヌ ロゼ

娘さんの名前を冠したロゼ。

50%は自社のシャルドネ、そして50%はムニエのスペシャリストで、セニエのスペシャリスト「ルネ・ジョフロワ」のもの!なんだそう。



4. ウヴリエ NV

古いヴィンテージもの(ヴァンドレゼルヴ)だけを使用したスペシャルキュヴェ。


ウヴリエとは、「忘れられてた」と言う意味で、

忘れるくらい置いておいた良いものをブレンドした、ということだそうです。


複雑で、ふくよかで力強さがありグッと踏み込んでくるんだけど、繊細さが嫌味じゃなくて、彼の造るワインの中で一番表情を変えるようなワインでした。



5. レスプリ ド ブラン ド ブラン2012

2012年は素晴らしい年だったそう。このキュヴェは厳選された複数の村の区画のシャルドネをブレンド。ワインはとても芯は強いけれどしなやか。一貫性があってピンっと張りつめたシャープな酸と抑制されたような果実味に、すごくポテンシャルを感じる、そんな印象。もう少し時間をかけて飲んでみたいワイン。



6.レ モンジョリ キュヴェスペシャル 2012

これが新しくお披露目の単一畑のブラン ド ブラン。シェティヨンの区画よりやや下の方に位置する畑のさらに最上の区画のぶどうのみを使用。

すごくキレがよくて、ミネラルという言葉はこの時に使うんじゃない?絶対!みたいな感じ。緊張感があって余韻まで気を抜かない。シェティヨンと比べるとそのシャープさが際立った。



7. レ シェティヨン ブランドブラン 2012

ル メニル シュル オジェの最良の単一区画から。


一番表現力のあるワイン。さすが!の一言。


こんなに有名なのに、じつは飲むのは初めてで。

モンジョリと比べるからかすごくボリュームを感じる。でもただボリュームがあるのではなくて、やはり一貫性のあるハリのあるピュアさが、「ピエール ペテレス」らしさなんだな、と納得したワイン。


この年の良さからくるふくよかさもある、とロドルフさん。めちゃくちゃ美味しかったです!



8. レ シェティヨン ブランドブラン 2010

とてもチャレンジの年だったそうです。確かに12年に比べると全体的にやや小ぶりな感じもするけれど、これがなかなか、また美味しくって。(この辺、もう楽しくて酔ってるし!)



9. レ シェティヨン ブランドブラン 2008

この贅沢な3ヴィンテージの飲み比べにテンションもマックス。笑


2008年はグレートヴィンテージ。

一番、フレッシュ感を感じたワインでヴィンテージを二度見しました。


とても優しいのに、とても生き生きとしていてシトラス系のフルーツに少し厚みがあり、一点に集中している真っ直ぐさを持っているワイン。


それは栽培の力ではなく天候のせいだとロドルフさん。エネルギーをもっているが優しさもある素晴らしいワイン。





ブランドブランが大好きで、自分的にはよく飲む方だと思っていたけど。


ピエール ペテレスはまるでシャルドネの魔術師。こんなに表情をコロコロと変えるブラン・ド・ブラン本当に素晴らしくて。


これが、その土地の個性と言うのならば。

いつか、ここを訪れて、自分の目で見てみたい。


全ては「テロワール」。そう一言で表すには、このシャンパーニュには歴史も革新も、そして畑を守ってきたこの家族のプライドと誇りがある。



その全てがグラスから伝わってくる、そのエネルギーの全てを。

いつか、見にいってみたいな。







2019.12.

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