イルドコリンヌ5周年スペシャルワイン 【Nalle Zinfandel Dry Creek Valley, 1995】
(書いてるうちに売り切れてしまいました…ごめんなさいでも、ご紹介させてください)
奇跡の神熟成ジンファンデル1995が、イルドコリンヌに! 一般に早飲みで楽しむワインだと思われているジンファンデル。でも、中には何十年も美しく熟成する逸品があるのです。
カリフォルニアワインは、カベルネやシャルドネの古酒ですらなかなか手に入らないのに、ジンファンデルの古酒となるともう激レア中の激レアですっ!
ノールは、1980年代からジンファンデルの聖地、ソノマ郡はドライ・クリーク・ヴァレーでジンファンデルに注力してきた卓越の造り手。そのエレガントで流麗なスタイルは、豊かな酸とバランスの良さで、見事な成長を時とともに遂げていきます。
1995のソノマは、90年代最高のヴィンテージのひとつ。27年経ったジンファンデル、果たしてどんな素晴らしい味になっているのでしょうか……。
→飲ませていただきました。 とにかく素晴らしいワインでした。ふわりと立ち上がってくる香りはとても豊かで、熟したプラムやチェリー、ブラックベリー、甘やかなスパイス、そして乾燥したローズマリーのようなハーブも少し。 アタックは驚くほど滑らかで柔らかい。本当に言葉もないくらいふくよかで綺麗な果実と酸、全てが溶け込んで一体化していて余韻が長く、丸く口の中に収まって、またもう一口飲みたくなる、、、本当に見事なワインでした。 残念ながら、現在は日本未輸入になっているノール。この貴重な古酒を飲むためなら、万里の距離を越えて駆けつけていただきたかったですっ!!!
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【ノール】 ノールのジンファンデルは、ソノマ郡ドライ・クリーク・ヴァレーにある自社畑の古木から造られています。もともとはヘンダーロング家が、1927年という禁酒法中に植えた畑。自分でワインを瓶詰めするようになったのは1984年、その10年前にリー・ヘンダーロングと結婚したダグ・ノールの手によるものでした。 他のワイナリーで研鑽を積んできたダグは、腕利きの醸造家だっただけでなく、独自のスタイルにこだわりがあり、それは「ジンファンデルはエレガントでなければならい」ということ。アルコール度数が16~18%もあるようなモンスターのようなジンファンデルがもてはやされた1990~2000年代も、ダグは一貫してアルコール度数14%未満のジンファンデルを造り続け、それをとっても誇りに思っていました。現在は、ダグの息子で醸造家のアンドリューと、その嫁で栽培家のエイプリルがワイナリーを切り盛りしていますが、この1995はダグ絶頂期のワインになります。
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